2022/03/01 |Gechic 編集部
ノートPCに接続されたセカンドモニターが、PCのスリープまたは休止状態からの復帰後に正常に表示されない、電源が入らない、またはタッチモニターのタッチ機能が正しく動作しない時、モニターの故障を疑ってしまうかもしれません。でも、ちょっと待ってください!それは Windows 10/11の「電源の管理」のデフォルト設定 によるものかも。まずは、次のような方法でモニターを使用していないかどうか確認してみてください。
1. ノートPCのUSBポートからモニターへ電源を供給している
2. モニターのUSB Type-Cからビデオ入力を行っている
3. モニターのUSBポートからタッチ信号伝送を行っている
以上はすべてPCのUSBポートを通じて電源供給や信号伝送を行っているため、PCを再起動すると外付けモニターがまた正常に機能するようになります。これはノートPCの起動後にUSBデバイスが正常に稼働し電源が供給されるためです。
毎回再起動したくないという場合は、ぜひ次のステップをお試しください。ステップの完了後、PCを休止状態にしてUSB外付けデバイスが切断されるかどうかテストしてください。
1. コントロール パネルを開きます。
2. ハードウェアとサウンドを選択します。
3. デバイス マネージャーを選択します。
4. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を開いてGeneric USB Hubをダブルクリックしてプロパティウィンドウを開きます。または、モニターに接続しているUSBケーブルを抜き取り後に消えた項目がモニターに接続しているポートになります。
図のように、PCにタッチモニターだけを接続している時にはGeneric USB Hubと表示されます。これは、そのタッチモニターに接続されているUSBとこの項目の設定に関連があるということを示しています。
5. 次に「電源の管理」を選択して「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外してから、OKをクリックします。
6. USBルートハブをダブルクリックして、すべてのUSBルートハブの電源の管理を設定するまでステップ5を繰り返します。(PCのUSB-Aポートから外付けモニターの電源供給またはタッチ信号伝送が行われている場合は、電源と信号がUSBルートハブで管理されています。注:お使いのPCに複数のUSBルートハブとUSBルートハブ(USB3.0)が備わっている場合、そのすべての電力節約設定のチェックを外すことをお勧めします。)
PCのスリープまたは休止状態では、電力を節約し消費電力を抑えることができます。「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」という設定にチェックを付けている場合、Windows PCがスリープ・休止状態になると、USBポートからデバイス出力電力、信号等を切断し、外付けデバイスが停止します。そのため、ノートPCの復帰後にUSBデバイスの信号が伝送されず、外付けモニターが正しく表示されない、またはタッチ機能が正しく動作しないという問題につながることがあります。
休止状態 | スリープ | |
動作モード | シャットダウン | 待機する (画面やハードディスクなどの電源を切るだけです) |
消費電力状態 | より節電 | 節電 |
状態の保存先 | ハードディスク | メモリー |
復帰方法 | 電源キーを押す | 任意のキーを押す |
起動時間 | 遅い | 速い |