2022/05/13 |Gechic 編集部
外部ディスプレイを探したところ、高画質で高解像度の新型のディスプレイがいっぱいですが、自分のパソコンはVGAやDVIしか対応していません…。現在、市販されているほとんどの製品はHDMI映像端子を備えており、USB Type-C(DP Alt)やThunderboltポートが付いているものもあります。VGAやDVI端子が搭載されているデスクトップやホストにとって、高解像度で新型のディスプレイを見つけるのがますます難しくなっています。
この記事では、変換コネクタまたは変換ケーブルを通して、ディスプレイのHDMI端子に信号を伝送する方法を説明します。
始める前に、VGA、DVI、HDMIの違いを簡単に理解しましょう。
1. VGA(別名D-Sub)は、昔のグラフィックボードでよく採用されていた接続端子で、アナログ信号をディスプレイに伝送するために使用され、解像度もキャリア数も悪く、ノイズの干渉や信号劣化の影響を受けやすくなっています。
2. DVIが使用するデジタル信号は、信号を変換する必要がなく、信号伝送時の信号の完全性を確保することができます。まとめてDVIとも呼ばれますが、接続端子にはいくつかの種類があります。❶シングルリンクまたはデュアルリンク、❷DVI-IまたはDVI-Dで区別されます。
デュアルリンクはシングルリンクの中間より2列のピンが多く、より大きな帯域幅を持つことができるため、高い解像度で表示できるということです。一方、DVI-Iは左の4つのピンを増やし、アナログ信号を伝送することができます。
3. HDMIの見た目はVGA、DVIよりもはるかに小さい端子を持ち、音声信号を伝送できる唯一のインターフェースであるだけでなく、最新バージョン2.0は、4K@50 Hz/60 Hzの解像度に対応し、バージョン2.1は、最大[email protected]および[email protected]の解像度に対応しています。
接続端子 | 信号の種類 | 音声伝送 | 最大解像度 | 最適な伝送距離 |
VGA(D-Sub)
|
アナログ | 非対応 | 1920x1080 | 15メートル以內 |
DVI-シングルリンク
|
DVI-I: デジタル/アナログ DVI-D: デジタル |
非対応 | 1920x1200 | 5メートル以內 |
DVI-デュアルリンク
|
2560x1600 | 5メートル以內 | ||
HDMI
|
デジタル | 対応 | 4K | 15メートル以內 |
ここではGeChic T1シリーズのタッチモニターを例に、接続方法を見てみましょう。
*HDMIフルHD 1920 x 1080解像度は全機種対応しており、その他の機種も本文を参考にすることができます。
VGAからHDMIに変換する過程でアナログ信号をデジタル信号に変換する必要があるため、アダプターは専用チップを内蔵して信号変換を完了しなければなりません。しかし、このチップはいずれも電力を供給する必要があるから、アダプターに専用の電源ケーブルが付いているかどうかに注意してください。一般的にはパソコンのUSBに電源ケーブルを接続すればよいです。
ここでは、アダプターと付属されている電源ケーブルとオーディオケーブルを例として接続します。音声を出力する必要がなければ、オーディオケーブルを接続しなくてもよいです。接続する方法は以下の通りです:
(T1シリーズに内蔵スピーカーは搭載されておりません。モニターから音声を再生する場合は、ヘッドフォンまたは外付けスピーカーをモニターの後方の イヤホンジャック に接続する必要があります。 )
普通は、変換コネクターや変換ケーブルの2つの形式に分けられます。変換ケーブルを使用して、DVI信号を1本のケーブルを通じてHDMI信号に変換することをお勧めします。接続は簡単で、伝送も安定しています。
デジタル信号を伝送するためのもので、こちらは市販のDVI-Dデュアルリンク対応のHDMI→DVIケーブルを例とすると、DVI端子をパソコンに接続し、HDMI端子をT1タッチモニターに接続すればよいです。
● VGAは音声出力に対応していないため、アダプターに3.5 mmのオーディオケーブルが付属する可能性があり、パソコンから音声を出力することができます。オーディオケーブルをアダプターとパソコンのイヤホンジャックに接続すると、HDMIを通じてモニターに音声入力できます。ただし、T1とOn-Lap 1306シリーズには内蔵スピーカーは搭載されておりません、モニターから音声を再生するには、イヤホンまたは外付けスピーカーをモニターのイヤホンジャックに接続する必要があります。
● DVIは音声出力に対応していないため、DVIからHDMIに変換する場合、音声はパソコンまたはメインデバイスからしか出力できません。パソコンのイヤホンジャックにイヤホンまたは外付けスピーカーを接続してください。
① ケーブル接続が正しく配線されていることを確認します。
② VGAからHDMIに変換する場合は、VGAアダプターに電源コードを接続します。
電力が不足すると、アダプターチップが正常に使用できなくなり、画面が安定して表示されなくなる可能性があります。
③ パソコンを再起動して、パソコンの電源を入れた後、再びグラフィックボードの入力信号を有効にして検出します。
④ モニターの入力元設定がHDMIに切り替わっていることを確認します。
*上記の手順に従っても表示されない問題が解決しない場合は、アダプターケーブルを交換するか、ポートに故障があるかどうか確認してください。
Gechic T1シリーズモニターの解像度は1920x1080です。VGAまたはDVIの映像出力が1920x1080の場合、理論的には解像度は同じで、変換後の画質は変わりません。
画面の画質はグレースケールの場合だけが違います。DVIとVGAの階調範囲(RGB Range)は0~255、HDMIは16~235である。DVI to DVIよりも、DVIからHDMIに変換すると13%の階調が失われ、視覚的には暗部の解像度が弱くなります。
ただし、もし気になるなら、グラフィックボードの設定やモニターのメニューから「標準1」のモードを選択することで、グレースケールの階調を16~235に調整し、HDMIのモニターに合うようにすることができます。
前述のとおり、DVI信号の最も安定した伝送距離は5メートル以内であり、VGAは15メートルです。 HDMIを変換の全長は15メートルを超えないほうがいいです。
ケーブルの長さが長いほど、信号の減衰が大きくなり、映像入力が不安定になりやすいです。