2022/11/18 |Gechic 編集部
USB-C端子を搭載するiPadが登場して以来、さらなる拡張性をもたらすことを実現し、マウス、キーボード、USBメモリなどのデバイスにも対応している。PCに近い体験を提供し、より優れた利便性を提供します。特殊なソフトウェアを除いて、ほとんどの作業はiPadで完了することができます。
この記事ではOn-Lap 2101HとiPad Pro(iPad OS 15.6)をテストとして、USB-C/HDMIを通じてiPadを外部ディスプレイにミラーリングする方法と接続の注意点についても解説しています。
記事の最後には人気アプリをまとめ、外部ディスプレイで作業効率を大幅にアップするための活用テクニックを紹介します。まだやってみていない方はぜひご覧になってください。
👉 iPadOS 16の新機能「ステージマネージャ」の使用方法については、この記事を参照してください:iPadOS 16 新機能「ステージマネージャ」と上下配置のデュアルディスプレイで、生産性を大幅に向上させます!
iPadはPCのようにハードウェアを拡張できますが、一部のソフトウェアは設計上の制限により、使用体験はまだPCほど完璧ではありません。
利用する前に、自分のニーズを考えてから、iPadを外部ディスプレイに接続するかどうかを決めることをお勧めします。
1. iPadと外部ディスプレイに接続した際、ほとんどの場合は「ミラリング状態」(同じ画面)が表示されるだけで、PCのような拡張画面として使用できません。
2. iPadのアスペクト比は4:3ですが、最も一般的に使用されているモニターのアスペクト比は16:9 であるため、アスペクト比の異なる外部ディスプレイを接続すると、両サイドに黒帯が表示されます。
3.「画面サイズに最適化された」モードなしのアプリを使用すると、iPadの画面をオフにすると、外部ディスプレイの画面も同時にオフになります。
USB-C ポートを搭載した新しいモデル:
•iPad Pro 11 インチ (第 1 世代以降)
•iPad Pro 12.9 インチ (第 3 世代以降)
•iPad (第 10 世代)
•iPad Air(第 4 世代以降)
•iPad mini(第 6 世代)
Lightningポート搭載iPadの場合は、「Lightning – Digital AVアダプタ」を使用することで外部ディスプレイに繋ぐことができます。
こちらの記事を参考してください。
公式Appleサポートページ
詳細については「iPad Pro の USB-C ポートで充電・接続する」ページ(こちら)でも紹介されてます。
前述のように、iPadの外部ディスプレイにはシステムにいくつかの制限がありますが、いくつかの小さな問題を除けば、外部ディスプレイを利用してiPadの生産性をさらに向上させることができます。
最新のiPad Pro、iPad Air、iPad miniはすでにUSB-Cポートを採用しており、本体のUSB-Cポートを通じてケーブル1本でOn-Lap 2101Hモニターに接続し、同時にiPadを充電することができます。これは最も簡単で最速な方法です。
さらに、On-Lap 2101H背面に搭載されているUSB-A入力ポートは、マウス、キーボード、またはUSBメモリーを接続して使用することができます。
*モニターに付属のケーブルまたはApple Thunderbolt 3(USB-C)ケーブルを使用してください。
2101Hにワイヤレスキーボード・マウスを接続する方法:
手順1.
電源ケーブルを2101Hに接続します。
手順2.
USB Type-Cケーブルを使って2101HとiPadを接続します。
手順3.
USB-Aポートにワイヤレスキーボード・マウスのレシーバを接続します。
多様なニーズを持つユーザーには、多機能USB-Cハブを使用することをお勧めします。さまざまなポートは異なるニーズを満たすことができ、手元の外部ディスプレイがUSB-Cポートに対応していなくても、HDMI/VGAポートを通じて接続すると、同時にマウス、キーボード、SDメモリカード、またはUSBメモリーなどのUSBデバイスを接続できます。iPad Proに搭載されているUSB-Cポートのデータ転送速度は10 Gbpsに達しており、複数のデバイスを接続すると互換性が悪いという問題を心配する必要はありません。
💡 多機能USB-Cハブを使用して外部ディスプレイを接続するには、HDMI出力ポートを通じてOn-Lap 2101Hに接続する必要があり、On-Lap 2101HからiPadを充電することができません。
*市販されているUSB-Cの2種類のハブ。
iPad外部ディスプレイは、もはや大画面に画面を映すだけではなく、バージョンが日々更新されるにつれて、外部ディスプレイのユーザーのニーズに応えるため、多くのアプリがiPad OSに対して外部ディスプレイの最適化を行っています。
以下は、編集者が外部ディスプレイで複数のアプリを使い、実際の使用と体験を経てまとめた活用のテクニック:
macOSで最強プレゼンアプリといえば、Keynoteしかない。この前MacBookのデュアルモニターのテクニックの記事で、デュアルモニターでkeynoteのプレゼンテーションテクニックを紹介したが、この機能はiPad OSでも活用できます。iPadの外部ディスプレイを使用してプレゼンテーションを再生する場合は、アスペクト比に制限されず、外部ディスプレイに全画面表示されます。グループディスカッションであれ、小会議室でのプレゼンテーションであれ、iPadと携帯しやすいOn-Lap 2101Hを組み合わせて使用することで、スライドショーを発表するときにプロジェクターがないという問題を解決できます。
手書きノートアプリといえば、この2つのアプリはよく知られていますが、外部ディスプレイでGoodnotes/Notabilityを使ってみたことがありますか。
この二つのアプリはわずかに機能が異なりますが、どちらも外部ディスプレイへの画面の共有に対応しており、外部ディスプレイに接続すると、プレゼンテーションモードのリストが表示され、より大きな画面にメモを表示することができ、手に持っているタッチペンはレーザーペンにもなります。プレゼンテーションモード
以上の機能のほか、プレゼンテーションモードのiPadではSplit Viewを開き、大画面でノートを表示し、同時にiPadで他の資料を閲覧することが可能です。
▲プレゼンテーションモードのリスト。
▲プレゼンテーションモードでSplit Viewを開きます。
iPadが外部ディスプレイに接続されると、『MindNode』は外部画面に全画面表示することができます。最新バージョンでは、ロックビューポート(Lock viewport)機能も追加され、外部ディスプレイのズームとスクロール位置をロックできるため、iPadで操作しても、外部画面には影響しません。ビジネスコミュニケーション、学術交流の場などに適しています。
『Procreate』は外部ディスプレイへの表示を最適化していませんが、画面を拡大することはクリエイターがより大きな画面で詳細を見ることができるようにするのに役立ちます。写真を模写するにも、手描きアニメーションの再生をプレビューするにも、大画面はプレビュー画面として便利です。
無料版『iMovie』に比べて、『LumaFusion』は機能やインターフェースにおいてより多様で、iPad版のFinalCut Proとも呼ばれています。iPadで撮影やクリップをすることが多いクリエイターなら、手に入れることをおすすめします。
この2つのアプリには外部ディスプレイの最適化機能があり、外部ディスプレイを接続したら、右下隅の「外部ディスプレイ」ボタンをタップすると、外部画面は全画面でプレビューを表示し、クリップをするときに詳細をよりよく見ることができます。
『Ulysses』はライターとして最も広く使用されているアプリで、外部ディスプレイの最適化はされていないが、ダークカラーモードに対応しているため、外部ディスプレイでも全画面のように使用することができる。Split Viewにも対応し、Ulyssesで書く時、ウェブページやその他の資料を見ながら、簡単に複数の項目の間で切り替えることができ、画面をOn-Lap 2101Hにミラリングし、USB-Aポートでキーボードに接続することで、小さな画面を長時間見つめる圧迫感を軽減し、文字入力と視覚をより快適にできます!
『Netflix』、『Disney+』、『HBO GO』など、主流な配信プラットフォームのほとんどは、外部ディスプレイのアスペクト比を最適化し、黒枠が表示されない全画面で再生できます。ムービーを再生する際にiPadの画面を閉じても、外部ディスプレイには影響しませ
『Real Racing 3』は、美しいグラフィックスとゲーム体験に優れたレーシングカーゲームであり、外部ディスプレイに対応できる数少ないゲームソフトの一つでもある。外付け画面に接続するとiPadはハンドルコントローラになり、このゲームは外付けハンドルにも対応しており、手元にPS 4やXboxハンドルがあってもBluetoothペアで操作することができます。外部ディスプレイに接続してより大きなゲーム視野を実現し、まるで自分で操作体験をしているかのように臨場感たっぷり!
以上の内容をお読みいただければ、iPad外部ディスプレイの活用テクニックについて十分に理解していただけたのではないでしょうか。
すでにiPadを日常の仕事のメインデバイスとして、あるいは余暇の娯楽として使用している場合は、手元のiPadを外部ディスプレイに接続してみてはいかがでしょうか。おそらく、ニーズにより適した使用方法を見つけることができるでしょう!
今年の秋に公開予定のiOS 16では、「ステージマネージャ」(対応モデル)という新機能が追加されており、iPadは外部ディスプレイの全画面表示に対応し、黒枠問題も解消! iPadと外部ディスプレイで複数のアプリを同時に見ることができ、ウィンドウのサイズを自由に変更し、他のアプリと重ねることもできます。正式リリース後の応用を期待し、Gechicは今後も関連コンテンツを更新し続けます。
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出典: Apple公式サイト