2021/05/27 |Gechic 編集部
スマートフォンをテレビやPCモニターをつなげて5~6インチの画面を拡大することはもはや難しいことではありません。画面を同期してYouTubeやNetflixを視聴するだけでなく、GeChicの15.6インチOn-Lap M505TモバイルタッチモニターをAndroidスマートフォンに接続すれば、より大きなモニターで「スワイプ」できるのです!サムスンGalaxy Note/Sシリーズのハイエンド機種を併せれば、M505Tモニターとスマートフォンの画面と同期するだけでなく、Samsung DeXを通じてセカンドモニターへの画面拡張もできるので、タッチモニターPCを使用しているかのような体験が得られます。
簡単らくらくな接続方法とDeXモードのアプリ使用テクニックで、スマートフォンをタッチコントロールのワークステーションにグレードアップするやり方を見ていきましょう!
タッチモニターを接続する前に、スマートフォンが ① 映像信号の出力のためのUSB-Type Cポートがあり、映像出力(DisplayPort Altモード)に対応していること、 ② タッチ信号の出力をするためにスマートフォンOSがAndroid 8.0以上に更新されていること、の2つの条件に適合しているか確認します。
◆ クイック設定の方法
Step1.
M505Tに電力を供給する
USB-A - USB-CケーブルをM505TモニターのDC IN ポートと5V 2A アダプターまたはモバイルバッテリーに接続します。
Step2.
スマホとモニターを接続する
USB-CビデオケーブルでスマホとM505TのUSBーCポートを接続し、映像とタッチ信号を出力します。
Step3.
完了
自動回転の設定をオンにすることで、横に回転してから、M505Tの画面も自動で横方向に切り替わります。
💡 画面の横向き表示とは?
すべてのアプリが横向き出力に完全対応しているわけではありませんが、最新のAndroid OSバージョンは横表示対応です。ただし、一部のアプリデザインではスマートフォン向けのみの場合もあり、外付けモニターへの出力後もスマートフォンと同画面比率の縦向きでのみ表示されます。
◆ DeXモードへ切替
Samsung DeXは、Samsung製のスマートフォンに内蔵されているソフトウェアです。スマートフォンに外付けモニターを接続し、クイック設定メニューをドロップダウンして「DeX」機能アイコンをタップします。
▲ 「Samsung DeX」をタップし、有効になっている。
▲ もう一度タップすると「画面ミラーリング」に切り替わります。
Samsung DeXを使うと、PCを使用するのと同じ体験ができ、Android OSでPC同様のインターフェースが利用できます。画面ミラーリングとの違いは、DeXモードでは外付けモニターが独立したホーム画面となり、スマートフォンとM505Tタッチモニター上で別々のサイトやアプリを同時に開くことができるという点です。
DeXモードでも、主にスマートフォンをタッチパネルとして使用しますが、On-Lap M505Tモニターを接続すると、直接M505Tタッチモニターでスマートフォンを操作でき、より感覚的に素早く操作できるのでおすすめです。
▲ Before: タッチパネルでの操作
▲ After: M505Tモニターでスワイプ
📱 DeX 対応機種:
Galaxy S8/S8+、Note8、S9/S9+、Note9、S10e/S10/S10+、Note10/10+、S20/S20+/S20 Ultra、Note20/Note20 Ultra、Galaxy Fold、Galaxy Z Fold2、S21系列
➤ DeXは一部のGalaxy、Noteに対応しています。
(詳細はSamsungのFAQページをご覧ください。)
◆ Samsung DeXインターフェース
インターフェースの配置は次の通りです。PCのデスクトップ画面に似ているので違和感はないでしょうが、主なファンクションキーやアイコンが小さいため、スマートフォンをタッチパネルとして操作するには多少難かしいかもしれません。注意してタップしたのに、本来狙った場所ではない個所が反応してしまうということも。M505Tタッチモニターなら、ストレスなく画面を指で直接タップできます!
様々な場所で作業する方や出張に行くユーザーにとって、外で仕事の連絡をする際にスマートフォンが最も便利なデバイスであることは疑いようがありません。ノートPCやPCを起動しなくても、Samsung DeXに15.6インチのセカンドモニターを併せれば、ワークスペースがさらに大きく広がります!同じOS上での作業なので、スマートフォンとPC間でファイルを移動する手間も省けます。
DeXモードでは、タッチモニターをタッチコントロールノートPCとして使用することもできます。スマートフォンのBluetoothを開いてキーボードとマウスを接続するだけで、タッチPCの出来上がりです。
▲ 「Bluetooth」をタップ
▲ Bluetooth対応のデバイスに接続
◆ スマホをデュアルディスプレイにして仕事をより効率的に!
1. デュアルモニターワーク:メールの送受信、電子署名もOK
仕事の際、M505TでE mailを開いておけば、いつでもメールの送受信ができます。PDFの署名のアプリをインストールしてファイルを開けば、15.6インチの大画面でのブラウジングや書き込み等もでき、別のデバイスへファイルを転送する必要もなく、簡単にペーパーレスが実現できます!
2. セキュリティフォルダの活用:より便利なファイル管理
スマートフォン内でファイルを探すのは、大海で針を探すかのように困難なものです。特に、仕事の資料がプライベートファイルと一緒になっていると、仕事と私生活を分けにくくなります。Samsungのスマートフォンには「セキュリティフォルダ」という機能があり、重要な機密文書やアプリを別のストレージ領域に保存して、他のユーザーからアクセスされないように保護してくれます。例えば、E mailや情報通信系アプリをセキュリティフォルダの中に入れておき、別のアカウントでログインすることもできます。
同じPCでユーザーを切り替えるように、DeXモードで仕事をするのに慣れたら、仕事のファイルとよく使うアプリをセキュリティフォルダに入れておくと、システマティックなファイル管理に役立ちます。
3. Officeファイル処理:Power Point、Wordがいつでも使える
スマートフォン版のMicrosoft 365のofficeが使いやすくなります!Word、Excel、PowerPointをDeXタッチモニターでファイルを作成する際は、スワイプでの閲覧や画像のドラッグができるほか、実体キーボードを併用すれば同時にWebサイトで資料を探すこともでき、PCと変わらない使いやすさです。
4. リモートワーク:ウェブ会議しながら、ノートを作成する
リモートワークや在宅ワークをする方が増えるのにともない、ウェブ会議も多くの人々の日常となっていきます。Samsung DeXはZoom Meetingsにも対応しているので、スマートフォンでカメラを起動しながら、M505T上のOneNoteで記録を取ることもできます。ご自身がホストの場合は、参加者に向かって別に共有画面を表示してプレゼンすることもできます。
※おすすめのビデオ通話アプリ:BlueJeans、GoToMeeting、RingCentral、Skype、Zoom
5. 動画編集
スマートフォンで撮影したあと、PCへ転送しなくても直接編集ができます!Samsung DeXモードにして、インストールしたAdobe Premiere Rushをセカンドモニターで開いて動画編集。リアルタイムでFacebookページやYouTubeチャンネルの動画をアップしたり、Vlogにアップロードする際も、PCなしですぐに動画編集ができます!
DeXモードでは、スマートフォンでの通信やエンタメ機能が利用できるだけでなく、仕事用のデバイスへとアップグレードできます。完全にノートPC代わりとはいきませんが、軽くて便利なタッチモニターを外付けすれば、スマートフォンでの使い慣れた操作をそのまま使えるのと同時に、様々なアプリを利用してノートPCと同じように仕事を進めることができます!